二等船室では既にライダー達が横になっていた。みんな疲れているのだろう。出航するとすぐにいびきが聞こえて来た。自分もさっさと寝入る。
さすがに疲れているのですぐに爆睡モードに入り、約4時間の船旅はあっという間に終わってしまう。下船だ。下船する時の気分はまた何とも言えない。ライダーにとって聖地とも言われる北海道の地に上陸するのだから胸は高鳴る。
しかし、上陸したのは夜中の午前0時半。とりあえず帰りの便は予約しないとまずい。帰りの時期は恐らく仕事組の人間が集中するのでキャンセル待ちなんてしたらいつ乗れるかわからない。でも予約の受け付けは朝の9時にならないと明かない。ターミナルで夜を明かすか。。。しかし9時まで動けないのは都合が悪いし、何よりやはり横になれないと寝にくい。もう一度窓口で「朝じゃないと予約出来ないんですよね?」と聞いたら、「往復の乗船券を購入されているなら電話で予約出来ますよ。」と言う有り難い答えが帰って来たので夜中の1時を回っていたが近くのキャンプ場に向けて移動を開始した。