惨敗、再び TSRA 3rd
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もっと練習しましょう
 まずはClub SPADA東海本部らしく言い訳から始めよう。

 イシカワが大会の前の週に開催された伊豆オフミに参加出来なかった事からも理解いただけると思うが、結局の所仕事の都合等で練習不足であった事は間違い無い。  細小旋回半径がデカいRVTでジムカーナに挑むにはそれ相応の特訓が必要な事は前回の惨敗で痛感していた筈なのだが、フタを開けてみればまともなジムカーナ対策は三重県某所で前日にTuyo氏と行った数時間だけだった。  それでも今回は”小回り出来なきゃ完走出来ない”と言う予備知識があったので(当たり前?)、小回りに対しては最低限の対策は前日でとれたと思う。コースが緩ければ完走可能な旋回力はあった筈だ。ま、普通はそれくらい出来て当たり前なんだけど・・・。  それともう一つ。ジムカーナでの乗り方は当然峠を走る時とは違うのだけれども、自分には峠を走る時のライディングで信頼している乗り方がある。そのライディングの核心部分をジムカーナに応用しようと試みてみた。ライディングに対してはタイムが物語るように自分は極めてショぼいので多くは語らないが、未完成ながらそれなりの手応えも練習でつかめた。
そして第3戦は始まった
 当日、朝方はやや曇っていたものの、すぐに天気は良くなり、気温も11月にしては随分上昇した。絶好のジムカーナ日和だったと言えよう。

 受付をすませて開会の挨拶が終わるとコース図が配布された。
 今回のコースでRVTにとって完走を左右する最大の難所はスタート直後にある。スラロームを抜けてS時に入って行く所だ。ここさえ曲がりきれれば他は大回りしても大丈夫なコース設定だった。いやらしい事にここは2回通過しなくてはならない。しかしそこさえ抜ければさほど小回りを強いられないコース設定でほっとした。これなら完走出来そうだ。
川越自動車学校
川越自動車学校。TSRAの会場としてはお得意様です。
 さっそく完熟歩行(練習走行はない。そのかわりにコースを歩いて回る。これでどれだけ走りのイメージが出来るかでタイムは大きく変わる)。これね〜、自分としては面倒だから苦手。それに年寄りには結構こたえます。2週も歩いたら息があがって肺が痛くなって来た(本当です(^-^;))。なかなかどうして迷いにくいコース設定だったので「ま、何とかなるだろう(Club SPADA東海本部スローガン)。」と思って完熟歩行を切り上げ。

 しばらくしてウォーミングアップの順番が回って来た(と言うかTuyo氏の走りを見てたら遅刻したんだけど・・・)。自分でも驚くほど乗れていた。前日の練習は8の次とスラロームを若干やった程度だったので、実戦っぽい練習はこの時だけとも言える。ここで昨日練習した乗り方を試してみたら意外とこれがいい感じ。楽しい。ライディングの基本からは外れているかもしれないけど自分にしては速くなっているし、これをもっともっと練習していけば旋回半径、スピード、ともにまだまだ上げられると確信。RVTもなかなか捨てたもんじゃないと思えて乗ってて嬉しくなってきた。・・・が、ウォームアップって意外とたくさん走れるのね・・・軟弱者のいしかわは結構疲れました(^-^;)。そして丁度ウォームアップエリアの出口の所でスタッフをしていたあらら〜氏と出走を終えて余裕のTuyo氏に見送られてスタートラインに移動した。
悲願の完走
 一本目スタート。
 とりあえずスタート直後のスラローム→S字の区間。一周目は何とかギリギリでクリア。ヨタヨタしながらS時を抜けて二周目!!・・・曲がりきれずあえなくコースアウト(T_T)。未熟さを露呈しつつも少し戻って再びコースインしてそのまま競技を続行した。とりあえず完走は出来そうだ。
 しかし頭が悪いのに完熟歩行を真面目にやってなかったイシカワは走りながらコースを思い出したり、状況を見てコースを判別する時間を稼ぐ必要があった為にアクセルをイマイチ開けられずロスを蓄積。  完走こそ果たすものの2分47秒というこの日屈指の激遅タイムでゴール。情けないが「完走」と言う最低限の目標は達成出来た。。。
走るイシカワ
一応走っているイシカワ。こうしてみると・・・自分って小さいな〜・・・(-_-;)
よしや氏
一本目で2分2秒台をマークしたよしや氏
 そしてよしや氏の一本目。Club SPADA新入会の彼がどんな走りをするのかTuyo氏と見物。とりあえず驚いたのは音。250ccVツインとは思えないほど低くてVツインらしい音を出していた(詳しくはビデオ参照)。そして走りも予想以上に速く、2分2秒!! いや〜、はっはっはっは。・・・練習しよ(-_-;)。

 ClubSPADAが誇るジムカーナライダーのあらら〜氏の一本目は2分3秒。よしや氏より若干遅いタイムだがこれも一本目にしては十分速いタイムだ。
惨敗、再び
 一本目を終えると昼食。TSRAにあらかじめ頼んでおいた弁当を受け取り自動車学校のロビーで腹ごしらえ。満腹になり眠気とだるさに襲われつつもまともな完走を目指して昼休みの間にあらら〜氏と完熟歩行をして2本目に備えたが、よしや氏はこの昼休みで余裕の昼寝。あ〜、自分も余裕で寝られるくらい早く走れるようにならなくては・・・

 いよいよ2本目。
 あらら〜氏の協力の下、完熟歩行で対策を練った甲斐あって一本目でコースアウトした箇所を無事にクリア!!「おし!!これで初のクリーンラップ間違いなし!!」と心のガッツポーズ。前半は何かとモタついてしまったが後半は次第にペースアップ。やっとジムカーナらしい走りが出来て来た。

 もうね、何か嬉しいわけですよ。旋回半径がデカいからダメだと思ってたRVTさんが結構頑張ってくれるんですよ。ま、確かに小回りは腕を上げなきゃ辛いんだけど、さほど小回りしなくてもいい区間ではなかなか立派なパフォーマンスを見せてくれるわけで「お〜。キミ結構やるじゃん。」みたいな気分で調子良く走っていると・・・人間欲が出る(爆)。
 最後の難所。コース図ではわかりにくいと思いますが、あれは ”2本のパイロンの間から入って両サイドの線を前輪で内側から最低1回踏んで、また2本のパイロンの間から出る”と言うルールなのです。普通の人は当然パイロンを通過して入って2本の線を踏みつつ旋回してすぐに出て来ます(これも競技映像のよしや氏2本目参照)。
 別にその条件を満たせばあそこで何週回ろうと自由なので小回り(素早い切り返し)に自信が無ければ一度線を内側から踏んで無理に2本のパイロンの間を出てゴールに向かわなくても一度外に出てグルッと回ってパイロンの間から出て来ればよいのだ。  まあ、ちょっと状況を説明するのが面倒なので結論から言えば
へぼいイシカワ
あまりに無様・・・

・腕が未熟だった。
・RVTの旋回能力をしっかり把握していなかった。

 そんなへたれライダーにも関わらず欲を出してタイムを求めた為に誤ってパイロン侵入時に前輪を入り口のパイロンに乗せてしまった。前輪を乗せたパイロンさんはズルズル滑り制御不能・・・あまりにも無様な幕引き・・・(T_T)。
 Club SPADAの看板にまたしても自ら泥を塗ってしまいました。
 大変申し訳ございませんm(_ _)m。
慎んで精進し、来シーズン劇的な快進撃をする事をここに・・・誓えないな〜・・・いや、出来たらいいなと・・・。
タタカウ Club SPADA & I-Field
 そんな情けない人間をよそによしや氏、あらら〜氏は2本目で白熱した競り合いをみせ、二人とも1分59秒台と健闘。僅差であらら〜氏に軍配が上がった。
 ちなみに走りの部分では全く書かれていないTuyo氏参謀。出走順の関係でビデオ撮影等も出来ませんでしたが彼は今回特別ネタを提供してくれるわけでもなく9Rで無難に走って2分19秒。
 それといつの間にかジムカーナマシンをSPADAからCB-1に変えてしまっていた1008ちゃんは2分08秒。まだまだCB-1に慣れずに手こずっている様子でした。
あらら〜氏
神戸の青い彗星(5倍速い!!)
あらら〜氏
新たなる敗北へ・・・
 とりあえず今回の参戦によって、今後のジムカーナでのRVTの乗り方の基礎が築けた事は大きな収穫だった。  今後の課題としてはまず練習。当たり前。何故に練習かというと、自分の旋回能力を把握していないと完熟歩行が走りに生かせない。細かいラインのイメージが出来ない。今回の最後のミスもそこに敗因があった。技量も含めて果たしてそこが自分にクリア出来るのか出来ないのか?出来ないならタイムをロスしても安全策をとるべきだし出来るレベルなら勿論迷わず行けばよかった(普通の人は迷わずともクリア出来る)。中途半端な状態で結局転倒。・・・かっこわるい・・・。
 ま、何にせよ収穫は大きかった。惨敗したがきっと次へつながる敗北だった事だろう(次の敗北へつながらない事を節に願う(-_-))。みなさんも是非参戦をお勧めします。

 そしてもう一つ。
撮影要員が欲しい!! あんたく君!! あ、いや、彼は来年から強制参戦だったから撮影は無理だな。暇な人は是非とも会場に足を運んで・・・写真撮って欲しいな〜・・・

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